これらの痛みはかなり強いこともあり、背中のあちこちに移動することもありますが、基本的には心配する必要はありません。
また、妊娠後期には大きくなるお腹が脊椎に継続的な負担をかけ、通常とは異なる姿勢を強いられます。自然と体幹を後ろに傾け、骨盤を前に出してより快適なバランスを取ろうとします。この姿勢は腹部と背中の特定の筋肉群の継続的な収縮を引き起こし、腰のあたりに鈍い痛みや本格的な痛みを感じることがよくあります。
妊娠中の子宮の圧迫は坐骨神経痛を引き起こすことがあり、これは腰の下部から始まり、片脚に沿って伸び、時には足先まで達する非常に強い「針で刺すような」痛みです。
これらの痛みを和らげるには、通常は横になって少し休むだけで十分で、優しいマッサージを併用すると効果的です。
これらの痛みを予防するには、常に背中を正しい位置に保つように心がける必要があります。硬い背もたれを優先し、椅子や車に座るときは腰の後ろにクッションを置いて背中をしっかり支えるようにし、「沈み込む」ソファは避けましょう。
